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金属箔への課題解決事例

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課題:金属箔材へのめっき加工

 ニシハラ理工では、様々な金属材へ表面処理を行っています。昨今では、金属箔(板厚10μmなど)へ導電性の向上、耐食性の向上、半田付け性、酸化防止などといった材料+αの特性を付与するためめっき加工をしてほしい、フープ材へのめっき加工をしてほしいと要望が高まっています。

 ニシハラ理工では、電気めっきを主として対応しております。材料へ電気めっきをする際には材料へ電気を通す必要があります。 材料自体が薄くなることで電気の供給を行うことに難易度が高くなります。
また、フープ材で加工するため、金属箔を機械的に搬送することが必要なため金属箔は破れないようにする必要があります。

課題への取り組み

ニシハラ理工では、現在保有している生産ライン、ラボレベルでの試作など、金属箔への 表面処理技術を蓄積しております。現状では、以下の材料にめっき加工を行える状態です。
是非、ご検討ください。

対応材料 板厚(mm) 板幅(mm) 対応めっき仕様
 SUS系 0.03 100 Niめっき、Snめっき
 Cu合金系 0.04 100 Niめっき、Snめっき
※上記スペック以外のご要望にも、ラボレベルでの対応も可能です。

>こちらから金属箔へのめっきについて資料がダウンロードできます<
ご参考にしてください。


さらなる課題へ取り組み

 様々なお客様からのご要望を頂き、以下の試みを進めています。

 

◯さらに薄く、さらに広い板幅の材料へのめっき加工
 様々な分野において、使用する際の低背化、生産効率のUPなどを目的に薄く、広い板幅へのめっき加工をご要望頂いております。ニシハラ理工では、お客様からのご要望へ応えるため、設備、技術の導入を検討しております。

〇表面積を増やしたい、他の材料との密着性を向上させたいというご要望に対して蓄電デバイスなどの用途に対して、様々なご要望を頂いていますが、特に多いのが

  ① 表面積を増やしたい。
 ② 素材表面での密着性を向上させたい。

このご要望に対して、粗化ニッケルめっきというアプローチを検討しております。

粗化ニッケルめっき
  ニシハラ理工では、電気めっきによるニッケルめっきの表面状態を変えることで粗い皮膜を形成する技術開発を進めています。

粗化ニッケルSEM像10,000倍  粗化ニッケルSEM像10,000倍
 ニッケルEDS像
 粗化ニッケルSEM像10,000倍
 素材(銅)EDS像
粗化ニッケル_断面10000倍.jpg  粗化ニッケル_断面10000倍Ni_EDS.jpg  粗化ニッケル_断面1000倍素材Cu_EDS.jpg

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