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工場紹介 武蔵村山工場

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工場紹介 武蔵村山工場

第3回 武蔵村山工場

前回まで佐賀工場をご紹介して参りました。
今回は本社に併設する、武蔵村山工場をご紹介します!

当社は東京都三鷹市で開業し翌年に東京都小平市へ移転。
その後1988年(昭和63年)東京都武蔵村山市に現在の社屋が完成し稼働をスタートしました。

前回までご紹介した佐賀工場・佐賀第二工場はある部分に特化した工場と言う事でご紹介しましたが、こちらは本社工場という事もありオールラウンドな工場になります。

何故オールランドかと言いますと、こちらの工場では様々な素材へのめっき加工を行っています。
銅合金・ニッケル合金・ステンレス・鉄系・アルミ合金などがあります。
勿論、鉄とアルミ合金では素材特性が異なりますので前処理から始まるめっき加工も違う工程になりますので、各めっき加工が行える設備を有しています。

また、めっき装置の他にもマスキング装置、スリット装置を備えていますので、ご要望の部分ストライプめっきや片面のめっきなど様々な仕様に展開する事ができます。

東京都武蔵村山市は、となりのトトロで有名なトトロの森、狭山丘陵がある立地となりますので、関東はもちろん、東北から関西北陸へ遜色のない日数で納品が可能です。


■アルミ材へのめっき

武蔵村山工場でめっき加工を行っているアルミ材では銅合金などとは違った問題点があります。
例を挙げますと、アルミ材は材質の特性上、酸化被膜を除去しても一瞬で新たな酸化被膜が出来てしまうので、めっき加工を行う際、めっきの品質に大きく影響します。
さらに導電材料(通電材料)として使用する場合には接触電気抵抗を上昇させる要因となり、接合部が発熱し電気的なロスが大きくなるので「難めっき材」なんて言われている時代もありました。
アルミ材は銅材に比べ、比重が1/3軽く安価なので、軽量化・コスト対策として使用したい!のご要望を受け武蔵村山工場ではアルミ材へのめっき加工を可能としました。

詳しくはアルミ材へのめっきをご覧ください。

■銀めっき(Agめっき)

フープめっき加工と言いますと、ロールtoロールでめっき加工を行いますので全面めっき加工をイメージしがちですが、武蔵村山工場ではマスキングテープを施工するマスキング装置を有しておりますので部分的なめっき加工も得意としています。
貴金属で高価な銀めっき(Agめっき)も部分めっきが可能です。
勿論この工法は他のめっき加工でも応用可能ですので部分的なめっき加工が必要な際はぜひお問い合わせ下さい。

■差厚銀めっき

銀めっきでは、マスキングテープを使用せずに、金属の使用量を抑える加工法があります。
この技術は、全面めっきの仕様で検討されることが多く、製品品質に影響しない面のめっきの厚さを可能な限り析出を抑える加工法となります。
マスキングテープを使用せずに、銀の使用量を抑えることができるため、価格的なご提案ができます。

ここまで各工場をご紹介して参りました。

改めて各工場の特徴やめっき仕様を確認しますと実際にめっき加工と一言で言っても何の用途で使用するのか、どのような性能が必要なのかにより、めっき加工の内容が変わります。
お客様からご依頼をいただくめっき仕様は様々で同じ物はございません。
また、佐賀第二工場でもご紹介しましたが、錫めっき(Snめっき)加工ではウィスカ発生や、はんだ濡れ性の経時劣化、メルト寄り、めっき加工時の不具合やお客様の使用環境により、様々な問題が発生する可能性があり、他の仕様のめっき加工でも様々な問題が発生する可能性があります。

ニシハラ理工では、お客様のご要望やお悩み事など、お客様の”声”を聴き、よりよいご提案を行うPSE(Process Support Engineering)を活動ビジョンとして掲げています。

次回はPSE(Process Support Engineering)で、お客様とお話しさせていただく営業部と、そのご要望を形にする技術本部がある狭山工場をご紹介させていただきます。

ブログ用 めっき相談無料_2.png

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