TOP > 箔材・表面処理 > 金属箔めっきの可能性を探る

金属箔めっきの可能性を探る

media

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
金属箔めっきの可能性を探る

「こんなに薄い金属にも、めっきはできるのだろうか?」
金属箔は、電池や電気・電子部品など、さまざまな用途で使用されています。製品開発では、材料そのものの特性に加え、表面に求められる機能も重要な検討事項の一つです。
金属箔の表面にめっきを施すことで、材料の特性を生かしながら、新たな機能や用途につながる可能性があります。一方、薄い金属箔へのめっきには、一般的な金属部品とは異なる技術課題があり、実際に試作して初めて分かることもあります。ニシハラ理工では、こうした技術課題に向き合いながら、金属箔へのめっき技術の開発に取り組んでいます。
この記事では、金属箔へのめっきで考えたい技術課題と、試作を通じて新たな可能性を探るニシハラ理工の取り組みをご紹介します。

目次

金属箔へのめっきは、なぜ難しい?

金属箔は、薄さを生かしてさまざまな製品に使用されています。めっき加工では、その薄さが、めっき加工では難しさにつながることがあります。一般的な金属部品であれば問題にならないような加工条件でも、薄い金属箔では材料への影響を考慮しなければなりません。
例えば、めっき加工では、金属表面にめっき皮膜を形成するだけでなく、その皮膜が素材に密着していることも重要です。めっきが付着したように見えても、十分な密着性が得られていなければ、後工程や使用時に剥がれが生じる可能性があります。また、金属箔は薄いため、加工中の取り扱いや材料の変形などにも注意が必要です。金属箔へのめっきでは、「めっきが付くこと」と「目的に合った状態で加工できること」は、必ずしも同じではありません。
こうした点が、金属箔へのめっきを検討する際の技術課題になります。

材料を変えずに、表面を変えるという選択肢

製品開発では、材料そのものの特性だけでなく、表面の状態が求める機能に関係することがあります。
例えば、他の部材との接続や接合、表面の状態を維持する必要がある場合などです。こうした場面で、材料そのものを変更するのではなく、表面に別の金属を形成する「めっき」が選択肢になることがあります。
めっきを検討する際には、求める性能や使用環境を踏まえ、表面にどのような機能が必要なのかを考えることが重要です。金属箔へのめっきも、加工そのものを目的とするのではなく、製品に求められる機能を実現するための選択肢の一つです。大切なのは、何のために表面を変えたいのかという目的です。
「現在使用している金属箔のままで、表面だけを変えられないだろうか」
「めっきという方法で、検討できることはないだろうか」
そんな疑問が、新しい加工方法を考えるきっかけになるかもしれません。

試作してみなければ分からない技術課題

金属箔へのめっきでは、材料の種類や表面状態、求める加工内容などによって、検討すべきことが変わります。事前に確認できる条件はありますが、実際に試作してみなければ、めっきができるかどうか判断できないこともあります。そして、試作によってめっき皮膜が形成できたとしても、それで検討が終わるわけではありません。
密着性は十分か。材料に変形などの影響はないか。求める用途に対して、どのような評価が必要か。
一つの結果から、次に確認すべき課題が見えてくることもあります。試作は、加工が成功するかどうかを確かめるだけでなく、何が難しいのかを明らかにする機会でもあります。
初めからすべての答えが分かっているわけではないからこそ、実際に試して確かめることが重要になります。

ニシハラ理工も、金属箔へのめっきに挑戦しています

ニシハラ理工では、これまで培ってきためっき技術を生かし、金属箔へのめっき技術の開発に取り組んでいます。金属箔は薄い材料であるため、めっき加工では材料の取り扱いや加工条件など、さまざまな技術課題があります。こうした課題に対し、実際に試作を重ねながら、新しい加工の可能性を探っています。
ニシハラ理工が大切にしているのが、PSE(Process Support Engineering)という考え方です。お客様から指定された加工を行うだけでなく、製品づくりに必要な工程や技術について考え、支援していく。金属箔へのめっき開発も、そうした取り組みの一つです。
できると分かっている加工だけでなく、まだ答えが出ていない加工にも向き合う。その積み重ねが、新しい技術の可能性につながると考えています。

「できるか分からない」から始まる技術相談

「こんなに薄い金属にも、めっきはできるのか?」
「今の課題に対して、めっきという方法は使えるのだろうか?」
製品開発の段階では、加工方法や仕様がまだ決まっていないこともあると思います。ニシハラ理工でも、金属箔へのめっきについて、最初からすべての答えを持っているわけではありません。実際に試作してみなければ分からないこともあります。だからこそ、お客様が求める性能や用途を知ることが、技術開発の第一歩になります。
「できるか分からない」からこそ、検討してみる価値がある。私たちは、そうした技術開発にも挑戦しています。

金属箔へのめっきを検討されている方、めっきが使えるかどうか分からずお悩みの方は、ぜひニシハラ理工へご相談ください。
「できるか分からない」という段階から、新しい可能性を一緒に考えてみませんか。

金属箔めっき技術のご相談.png

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加